ワイン評価本でGamberorossoと並んでイタリアで有名なのがBibendaです。
ビベンダはガンベロロッソのようにBicchieri(ワイングラス)ではなく、Grappoloグラッポロ(ブドウの房)1~5点までに分けて評価します。
よって5つのグラッポリ(ブドウの房)が素晴らしいワインの評価となります。
5 grappoli ーチンクエ・グラッポリ!
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テイスティング表現を見てみましょう。
まずは視覚検査:Analisi Visiva
白ワイン Vino Bianco について4段階の色の表現があります。
Giallo Verdolino ジャッロ・ヴェルドリーノ(緑がかった黄色)
Giallo Paglierino ジャッロ・パリエリーノ( 麦わら色)
Giallo Dorato ジャッロ・ドラート(金色)
Giallo Ambrato/Aranciato ジャッロ・アンブラート/アランチャート(琥珀色、オレンジがかった黄色)
イタリアの面白いところは、表現力が豊かなところです。
例えば、若いワインによくみられる、麦わら色が主体で淵の方は薄くなっている場合は、
Il colore : Giallo Paglierino con riflessi verdolini 、このRiflessiは時にSfumature(ぼかす)やUnghie(爪)といった表現を使ったりします。
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次に赤ワイン Vino Rossoを見てみましょう。
Rosso Porpora/Violaceo ロッソ・ポルポラ/ヴィオラーチェオ(紫がかった赤色)
Rosso Rubino ロッソ・ルビーノ(ルビー色)
Rosso Granato ロッソ・グラナート(ガーネット色)
Rosso Aranciato ロッソ・アランチャート(オレンジがかった赤色)
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嗅覚検査 Analisi Olfattiva について、つまり香りについて幾つかの観点をチェックします。
香りの質 Qualita' はいかに心地よい香りかという事を評価します。
ここで基本は4段階に分かれます。
①平凡な香りの場合、 Poco Fine( ポコ・フィーネ)
②中程度、まあまあ良い場合は Sufficientemente Fine (スッフィチェンテメンテ・フィーネ)
③いい品質の場合は Fine(フィーネ)
④とても良い、上質の場合は Eccellente(エッチェレンテ)
そして香りの表現はもちろんあらゆる表現があり自由です。
ですが、このコースは基礎を固める目的がありますので、グルーピングをして主体的な香りのグループとして捉える練習をしていきます。
香りの表現を学ぶにはとても有効的です。
この辺りについては次のブログでご紹介していきます。
WSAイタリアワインソムリエ http://www.italia-vino.com/
開催コースレポート、受講生の感想などの記事はこちらからご覧ください。http://www.italia-vino.com/blog_index.html