2016年に日本で初めて開催してから、やっと8年目を迎えますBibenda(FIS)ーWSAイタリアワインソムリエコース。
新型コロナの影響で延期となりましたが、この度イタリアWSA(Worldwide Sommelier Association)認定講師2名の来日が実現し、3年ぶりに東京でコース開催が実現しました。
2023年1月30日(月)〜2月2日(木)、WSAイタリアワインソムリエ基礎コース1&2を九段下のイタリア文化会館で開催。
会場:イタリア文化会館 東京(最寄り駅:九段下駅、半蔵門駅)
基礎コース1:イタリア各州のワイン
基礎コース2: 食事との合わせ方(アッビナメント)
試験:(コース1,2全て受講後)
2023年
1 月 30 日 (月) 10:00〜18:00
1 月 31 日 (火) 10:00〜19:00
2 月 1 日 (水) 10:00〜19:00
2 月 2 日 (木) 10:00〜17:00
※休憩、試験含む
4日間の集中コースではございましたが、イタリアワインに囲まれての濃密な数日間を過ごしました。
イタリアは全20州各地で歴史的にワイン造りが続いており、各州それぞれの特徴を知る必要があります。
基礎コース1 「イタリア各州のワイン」では、イタリア人シニア講師より直接、気候や土壌、土着品種、そして生産者、代表的なワインについて系統立て学ぶ事ができます。
北から南へエリア毎にみていき、日本人の皆様にも分かり易いような解説を少しずつ挟みながら、逐次通訳を行いますので、語学に自信のない方にも安心してご参加なさっています。
イタリアでは、DOCG・DOC・IGTなどの原産地呼称保証認可を受け、品質レベルを保つものが代表的なイタリアワインといえます。これには各々決められた地域で造られる決められた品種のブドウを用います。
海に囲まれた半島であるイタリア”全域”の様々な土地で、豊富な種類(特徴)のブドウが育ちます。よくイタリアワインはフランスワインよりも勉強が難しいといわれる所以です。
また、イタリア北から南まで、土着品種約28種類のテイスティングを行っていただきます。
ワインの感覚分析テクニックはイタリア人講師がガイドし、FIS-WSAオリジナルのテイスティングシートを用いて、テイスティング用語を学びながら実践していきます。
初めての方は勿論、他でソムリエを勉強された方にもイタリアだけを重点的に学べるとても有効的な内容です。
基礎コース2「食事とワインの合わせ方」はアッビナメントシートを使って、各料理とワインを一緒にテイスティングしながら分析します。
ワインはお食事と合わせることで、ワインもお料理も更に美味しく、相乗効果を生む力があります。
イタリア全土20州で、土地ならではの個性豊かなワインが造られるように、各土地で伝統的に作られる郷土料理も沢山あります。
基本的には日本酒が日本料理に合うように、例えばトスカーナの『キャンティ クラシコ』と『ビステッカ フィオレンティーナ』 といった代表的な組み合わせ方に見られるように、トスカーナ州のワインはトスカーナ料理に合うものです。それには郷土性を始めとして様々な理由があります。
合わせるワインの選び方を学ぶことで、料理がより美味しく、豊かになります。
コースを修了され、試験に合格された方にはWSAよりイタリアワインソムリエCertificato(資格)とタストヴァン、ソムリエバッジが授与されました。
WSAイタリアワインソムリエ合格おめでとうございます。
毎回、全国からイタリアワイン愛好家や、飲食業、ワイン関連に携わる方が集まることもあり、コース参加者皆さんの交流や情報交換の場となっております。
本コースが単なる講義や資格だけでなく、こうした出会いや交流によって、参加者各々のワインの世界が充実してゆくのも、こうしてハードスケジュールの集中コースを行う、大きな魅力です。
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